業務内容を教えて下さい。

私は現在、調達部に所属し、海外産果実の加工品、および国産果実の調達の業務を行っております。海外業務は、海外サプライヤー（仕入先）の探索、商品確認、価格交渉、買付け、配送方法の検討、営業担当に同行して行う顧客提案など、多岐に亘ります。各国で時差があるため、この時間はX国のYさんと電話で議論しようという形で時間配分を行います。

国産業務は、新規原料の探索、営業部門との需要調査、JAなど仕入先との商談、入荷方法・加工方法の検討、輸出含む販売の提案を行います。国産の商品はお客様のニーズが大きく、新しい産地、品目の探索に力を入れております。海外業務、国内業務いずれにおいても産地訪問の機会が多く、常に新しい発見があります。

やりがいを感じるときはどんな時ですか？

社内外の関係者の協力を得て汗をかいて立ち上げた商品が、お客様に採用された時にやりがいを感じます。普段皆様が街中で見かける商品の多くに、当社の供給品が採用され、日々社内では嬉しいニュースが飛び交います。店頭に商品が並んだ際には、会社の経営理念である「おいしさと共に、よりよい生活を」が体現された瞬間だと感じます。

また、英語の得手不得手に関係なく、サプライヤーとコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことが大切です。扱うものが食品のためダメージも起きやすく、時には社内外関係者とぶつかり合うこともありますが、それを乗り越えて商品をお届けできた際に、共に困難を乗り越えた仲間意識が芽生えます。

会社の魅力は何ですか？

担当一人一人当たりの裁量の範囲が大きく、仕事を任せてもらっているという感覚を持ちやすいことです。その分責任範囲も広く、自分の取り組みのお陰で利益を生み出せることもあれば、損失となることもあります。そういった個人の取り組みがしっかりと評価される仕組みも年を経るごとに整ってきており、新しいことにチャレンジする気概を持った方が多いです。社外向けの提案を考える時間が多いため、大企業の社内向け業務でくすぶっている方が転職するにはお勧めの企業です。また、三井物産の100%子会社であるため、同社の協力を得ながら物流、資金手配、世界各国の市況調査、日本産品の需要調査を行うことができる点も魅力的な点です。

今後チャレンジしていきたい事は何ですか？

当社では過去工場を保有していたこともあり、技術部門のメンバーが多数在籍します。彼らの知見を得ながら、世界・日本国内の美味しいものを集めて更に昇華させ、爆発的に美味しいものを作り上げていくことが目標です。健康意識の高まりを受けプロテイン製品の需要が伸びたように、こういった食品の持つ機能性にも着目しております。

担当商材や業務の広さから果実の収穫シーズンにはやらなければいけない仕事でスケジュールが一杯になる時期もありますが、その当たり前にやる業務＋αで、例えば国内の農業担い手不足による収穫量減少の課題解決、日本でまだ本当の美味しさが知られていない海外商材の発掘を行っていきたいと考えております。